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【自動車】節約するならユーザー車検がオススメ!

管理人は車とバイクをそれぞれ1台ずつ所有していますが、維持費を節約するために車検はどちらも自分で通しています。

ユーザー車検と聞くと何となく難しそうな感じがしますが、車両に問題がなければ不合格になることはありませんので、受けようと考えている方はこの記事を参考にして、ぜひ挑戦してください。

ユーザー車検の流れ

①準備

まずは、車に問題がないかを確認して問題があれば整備(修理や調整)をします。整備は自分でするかディーラーや修理工場などに依頼します。

ちなみに、車検で検査する内容は以下になりますので、これだけはしっかりと確認しましょう。

排気ガスはマフラーが壊れていなければほぼ大丈夫です。サイドスリップは普段乗っていて横に流れるような感覚がなければ大丈夫ですが、もし違和感がある場合はカー用品店や修理工場などでアライメントを調整してもらいます。それと、走行中に大きな異音が出る場合は検査で不合格になる可能性があるので、修理や調整などの対処が必要です。

  1. 外観の状態
  2. タイヤの状態
  3. ホイールの取り付け状態
  4. ウインカーランプ前後左右
  5. ハザードランプ
  6. ヘッドライト(ロー、ハイ)
  7. ホーン
  8. リアフォグランプ(ある場合)
  9. テールランプ
  10. ブレーキランプ
  11. バックランプ
  12. 車内の状態
  13. エンジンルーム内の状態
  14. ワイパー
  15. ウォッシャー液
  16. 排気ガス濃度
  17. サイドスリップ(まっすぐ走るか?)
  18. ヘッドライト光軸(ロービーム)
  19. フットブレーキの効き具合
  20. サイドブレーキの効き具合
  21. 速度計(40km/hで検査)
  22. 足回り検査(検査員による検査)
  23. 車体下回り検査(検査員による検査)

②予約

全国の公的検査場で行う車検の予約を受け付けているサイト「自動車検査インターネット予約システム」で車検を予約します。予約は日にちと時間(午前中2ラウンド、午後4ラウンド)を指定して予約します。午後のラウンド数は状況により異なります。

<アドバイス>

午前中のラウンドは混雑するので、ユーザー車検を初めて受ける場合は午後のラウンドを予約した方が良いでしょう。

③受付

検査当日は、まず以下の書類を揃えて受付に提出します。書類に不備がなければ重量税、検査料の支払いに進みます。

  • 現在の車検証
  • 新しい自賠責保険証(加入済みの場合)※当日加入可能
  • 自動車税納税証明書(領収書)
  • 申請書(検査場で作成)
  • 検査手数料(当日印紙で支払う)
  • 重量税(当日印紙で納付する)
  • 点検整備記録簿(車検後に実施する場合は不要)

※重量税と検査料、自賠責保険料のすべてを支払ってから受付した方がスムーズですが、万が一のこと(日にちや時間の間違いなど)を考えて支払い関係は後にして受付を優先します。

※2年ごとの定期点検を車検後に行う場合は点検整備記録簿は不要です。受付時に点検整備記録簿の有無を聞かれるので「2年点検は後日行います」伝えてください。

③重量税と検査料の支払い

検査場に専用の窓口があるので、どちらもそこで支払い申請書に印紙を貼ってもらいます。登録から13年を超えた車は、この時に重量税が1.3~1.4倍に値上げになりますのでご注意ください。

<アドバイス>

車種によっては1万円以上高くなる場合あります。

④自賠責保険加入

あらかじめ加入している場合は、その自賠責保険証書を提出します。車検日までに加入していない場合は、当日検査場内の保険屋さんで加入することができますので心配はありません。

⑤検査

ユーザー車検の検査の流れです。あらかじめ知っておくと当日困らなくて済みますので、内容をよく確認しておいてください。

1.外観などの検査

検査員が検査します。鉄ホイールのホイールキャップは外しておきます。順番が来たら検査員の指示に従ってライトやウインカーなどのスイッチ類を操作します。

2.排気ガス検査

排気ガス検査の位置に車を止め、車から降りて自分で排気ガスを測定する測定棒をマフラーの穴に差し込みます。

次に、決められた待機位置に立つと検査開始のスイッチが入ります。しばらく待って検査に合格したら側にある打刻機で検査用紙に合格の打刻をします。

<アドバイス>

決められた待機位置に立たないと検査が始まらないので注意してください。

3.サイドスリップ検査

車がまっすぐ走るのかを検査します。1メートルほどの区間をまっすぐ徐行するだけで終わります。合格したら検査用紙に合格証を打刻します。

<アドバイス>

ハンドルを切るとやり直しや不合格になる可能性があるので、まっすぐ徐行するようにしてください。

4.マルチ検査(自動)

複数の検査(ヘッドライト光軸、ブレーキ、サイドブレーキ、速度計)を一台の検査機で行います。光軸の検査には意外と時間がかかります。

<アドバイス>

車がローラーの上に持ち上がるのでびっくりするかもしれません。また、ローラーの上でギアをドライブに入れてアクセルを踏むので何となく前に走り出しそうですが、車輪はローラーの上で空転しているので前進する心配はありません。

5.足回り下回り検査

地下にいる検査員が車軸の状態や下回りの検査をします。車を激しく揺らすので走行中にガタガタと異音が出るような車はここで不合格になるかもしれません。何の検査なのかはわかりませんが下から叩く検査も行われます。

6.合格証をもらう

1~5のすべての検査に合格したら出口にいるベテラン検査員に合格証をもらいます。これで検査は完了です。

⑥受付でシールをもらう

最後に各種書類一式を受付に提出してフロントガラスに貼るシールをもらいます。そして、古いシールをはがして新しいシールを貼り付けたらユーザー車検は完了です。安全運転で検査場を出ましょう。

ユーザー車検にかかった費用

  • 自動車重量税(34,200円)
  • 検査料(2,200円)
  • 自賠責保険料(20,010円)

合計 56,410円

その他・備考

ユーザー車検自体はそれほど難しくはありませんので知識があれば誰でもできますが、事前に車の状態をチェックしなければならないので、やはり自動車の構造やメカに詳しくない人にはおすすめできません。

自動車のメカに弱く自分で車の状態をチェックすることができない人は、無理せずに「コバック」などの格安車検を利用した方が無難でしょう。

END