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【交通】ベストは3~4秒!長めの車間距離は3つの危険を招くという話

みなさんは、車を運転している時にどのくらいの車間距離を空けていますか?

「車間距離」は、前を走っている車と自分の車の間に空ける空間のことで、追突事故を防ぐために大きな効果がありますが、「短いより長い方が安全そうだから・・・」と考えて安易に長めにするのは避けた方が良いでしょう。

なぜなら、車間距離を長めにしてしまうと、追突に加えてさらに別の危険を招いてしまう恐れがあるからです。

長めの車間距離が招く危険とは?

危険① 割り込まれる

車間距離を長めにすれば、どんな道路状況でも安全だと思うかもしれませんが、実はそうではありません。

長めの車間距離が安全なのは交通量の少ない郊外の道路だけで、交通量が多く混雑した市街地の道路では逆に安全ではなくなってしまいます。

なぜなら、交通量が多い混雑した道路では、少しでも先を急ごうとする車が次から次へと目の前の車間距離に割り込んできてしまい、割り込みが絡んだ交通トラブルや交通事故に遭いやすくなるからです。

危険② 右直事故に遭いやすくなる

同じように、交通量が多く混雑した市街地で車間距離を長めにすると、反対車線で長々と右折待ちをしていた対向車が、その長めの車間距離のスペースを狙って強引に右折してくることがあるので、注意しなければなりません。

中には、右折するにもかかわらずまったく減速することなく、半分逆走するような形で目の前を斜めに横切る悪質な車も存在するので、くれぐれも気を付けましょう。

危険③ 後続車に煽られる

車間距離を長めにしたまま長く走り続けると、割り込まれてばかりで効率の悪いあなたの運転にイライラした後続車が、「もう付き合ってられない!」と追い越しをかけてきたり、「もっとしっかり走って!」といわんばかりに車間距離を詰めてくる場合があります。

追突事故を起こしたくないという気持ちはわかりますが、後続車に迷惑をかけてしまってはトラブルに発展しないようくれぐれも注意した方が良いでしょう。

ベストな車間距離は?

前の車との車間距離は3~4秒がベストです。

4秒を超えると、わき道(横道)から割り込まれたり、対向車が強引に右折してくる危険性が高くなるの危険です。

3秒以下になると車間距離が短めになるので、前の車に追突する危険性が高くなります。また、あまり車間距離を短くし過ぎると前の車に煽り運転だと誤解されて、逆にノロノロ運転などの嫌がらせを受ける可能性があるので、車間距離の詰めすぎには注意しなければなりません。

まとめ・備考

いかがでしたでしょうか?

追突事故を起こしたくないから車間距離は長めにしたい・・・という気持ちはよくわかりますが、そのせいで後続車に迷惑をかけたりトラブルになってしまっては、何のために車間距離を長くしたのかわからなくなってしまいます。

もし、車を運転していて「よく割り込まれる」「目の前で強引に右折されることが多い」「よく煽られる」「よく追い越される」と感じている人は、無意識のうちに車間距離が長めになっている可能性が高いので、一度、前の車との車間を秒数で数えて「3~4秒」以上になっていたら、少しずつで良いので車間距離を短くしてみるとよいでしょう。

END