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ポータブル電源と炊飯器でご飯を炊いてみた結果

今回は、先日購入したポータブル電源(停電時やアウトドアで活躍する蓄電池)を使って、AC100Vコンセントと同じようにご飯が炊けるのかを検証してみました。今回使用した機器は以下です。

  • ポータブル電源:Smart Tap「Power ArQ 2」
  • 炊飯器:コイズミ小型炊飯器 RICE COOKER mini(KSC-1513)

準備

今回使用するコイズミの炊飯器は消費電力が210Wと少なく、しかも20分でご飯が炊けるのでそれほど電力を消費しませんが、何があるかわかりませんので一応満タン近くまで充電することにします。そして、炊飯器の電源プラグをポータブル電源のACコンセントに接続すれば準備完了です。ちなみに、炊くお米の量は「1合」です。

炊飯開始

さっそく炊飯開始です。ポータブル電源のAC出力をONにしてから、炊飯器の「炊飯」スイッチを入れます。当たり前ですが順番が逆では炊飯できません・・・。

この炊飯器は定格電力が210Wと小さく、また炊き上がりまでの時間も20分と短いので、最大出力の小さなポータブル電源でも炊飯が可能です。

実際に炊飯器のスイッチを入れたところポータブル電源のAC出力は「211W」と表示されましたので、この炊飯器は300Wクラスのポータブル電源で炊飯することができますね。

炊飯器の方も「炊飯」ランプが点灯して表示も炊飯時の表示(ランプがくるくる回る表示)に切り替わっています。

10分ほど経ったころから少しずつ湯気が見え始めました。外からはわかりませんが内釜はしっかりと加熱されているようです。

炊飯中の消費電力を観察していましたが、この炊飯器はずっと加熱しているのではなく、炊飯の終わりの方で何度か(1~3回)一時的に加熱をストップして消費電力が「0W」の状態になっていましたので、通電が「0W」になるとすぐに電源が落ちるような設計のポータブル電源だと、炊飯が完了しない可能性があるので注意が必要です。

そのまましばらく待つと湯気の勢いが強くなり、さらに待つとちょうど20分で炊飯が終わりました。炊飯時間は家のAC100Vコンセントとまったく同じでした。

炊飯器のふたを開けると、しっかりと炊き上がっているのがわかります。

味も硬さもすべて問題なし

その後、実際に炊いたご飯を試食しましたが、味も硬さも家のAC100Vコンセントで炊いた時とまったく同じでした。これなら「車中泊」や「キャンプ」「非常時」にも美味しいご飯が炊けそうです。

END