スタースコープ単眼望遠鏡の致命的な問題点

スタースコープ単眼望遠鏡が落下

しばらく前に購入して愛用している「スタースコープ単眼望遠鏡」にちょっとした問題が発生しました。

とくに強く引っ張ったわけでもないのに、本体のストラップを取り付けるためのリング状のネジ（次の画像の赤丸の部品）が取れてしまい、スタースコープ単眼望遠鏡が落下してしまったのです。

幸い、落としたところが車のシートの上だったので無傷ですみましたが、もし、落とした場所がコンクリートやアスファルト道路の上だったら、傷はもちろん本体やレンズが大きく損傷していたかもしれません。

金属だと思っていたストラップを取り付けるための黒いリング状のネジが、実はプラスチック製で強度も低かったため、ごく普通に使うだけの衝撃にも耐えることができず、最後にネジ山が崩れてすっぽりと抜けてしまったようです。

通常、ストラップを取り付けるための部品は強度が必要なので、本体に埋め込まなければならないのですが、スタースコープ単眼望遠鏡の部品は後付けのネジ式で、しかもプラスチックで作られているので壊れて当然だといえるでしょう。

ちなみに、こちらはミザールの単眼望遠鏡「MD-718」（日本のメーカー）ですが、ストラップを取り付けるための部品は強靭な金属製でしっかりと本体に埋め込まれているので、ストラップの紐が切れることはあっても、この部品が壊れてしまうことはないでしょう。

ストラップを取り付けるための部品を修理しようとしたところ、さらに追加の問題が発生しました。

なんと、今度はストラップを取り付けるための部品をねじ込む本体側のネジ穴が抜けてしまったのですが、これはあってはならない大問題です。

原因は接着剤がしっかりと付けられていなかったからだと思いますが、そもそも、本体から抜けてしまうような構造ではどうしようもありません。もっと研究するべきです。

仕方がないので、ダイソーで瞬間接着剤を買ってきて本体にネジ穴を取り付けることにします。

ネジ穴を入れる穴に、瞬間接着剤をたっぷりと塗って本体にネジ穴を取り付けます。今まで本体にネジ穴を接着する修理はしたことがありません。

とりあえず瞬間接着剤で本体にネジ穴を固定しました。

「スタースコープ単眼望遠鏡」は、望遠鏡としては悪くない商品ですが、ストラップを取り付けるための部品が抜けてしまうというのは致命的で、おそらく、多く人がこの単眼望遠鏡を谷底や水中に落としたに違いありません。

END