作者

高橋 務
TAKAHASHI TSUTOMU

1934年(昭和9年)生まれ。栃木県那須塩原市在住。一般社団法人「春陽会」会員。ガラス器をテーマに油彩・アクリル・パステル・水彩画を描き続けている。

~ 略歴 ~

1934年 昭和9年1月21日生まれ
1957年 宇都宮大学美術科卒業
1960年 春陽展入選
1967年 ギャラリーいそがや(東京)にて個展
1975年 春陽会賞受賞
1976年 第十回文化庁現代美術選抜展出品
1989年 春陽会会員
1990年 サージマルジス賞(仏)受賞
1993年 黒磯市二十景水彩展
1995年 ギャラリー白百合(東京)にて個展
2009年 那須野が原ハーモニーホールにて個展

※毎年のように小規模の個展を開催しています。

2023年度は7月1日から9月31日までの3ヵ月間、長期個展を那須塩原市図書館「みるる」で開催する予定です。

「私とガラス器」

陶器に花を生けたものとガラス器に花を差したものを描く場合、ガラス器の花の方がはるかに画心をそそる。
三十代のころは瓶が主として題材となったが、やがて器が主流になった。
数年前倉庫を整理したら、梅酒づくり用の大型のガラス器が数個見つかり卓上に並べてみた。
春の展覧会にはガラス器を出品し続けてきたが、外からの強制的なものは一切なく、その時の感興などによって描き、一貫したものはない。
長い年月ガラス器を描いてきたが、ガラス器から感じたものを今後も追及していきたい。

2022年 高橋 務

第99回春陽会展出品作品「遠い音Ⅰ P80 アクリル」(2022年)